野河内渓谷自然遊歩道
福岡市を流れる室見川上流にある野河内渓谷に行ってみた。早良区の南側で佐賀県の県境付近にあり、井原山の登山口にもなっている。夏は避暑地としても人気があり、家族連れが多く訪れている。市街地から車で30分程度のところにあり、気軽に遊びに行ける距離にある。無料の駐車場もあるということで、今回はレンタカーを借りて行くことにした。
目的地付近は手打ちの蕎麦屋や手作りの豆腐屋が点在していた。他にも定食屋などもあったが、廃業してそうな店も多かった。野河内渓谷の無料駐車場は少しわかりにくいところにあり、道路の側道を下ったところにある。福岡側からくる場合、道路の右側に小さな案内表示があるので、それを目印にするとよい。
駐車場は20台程度止められそうであるが、夏場の週末はすぐ満車になりそうだ。駐車場から3分程度歩いたところに、野河内渓谷の入り口があり、公衆トイレも設けられていた。
野河内渓谷は片道20分程度の遊歩道が設けられており、所々に見どころが案内されていた。
右側に行くと井原山へ、野河内渓谷は左側である。
遊歩道は渓流に沿って設けられており、浅瀬では子供たちが水遊びをしていたり、生き物を捕まえて遊んでいた。
遊歩道が設けられていると言っても、ほぼ自然な状態なので、小さなお子様連れの場合、遊歩道の奥へは進まない方がよさそうだ。ごつごつした岩場だったり、滑りやすい斜面が存在するので、それなりのハイキングスタイルで臨むことをお勧めする。
遊歩道の中腹辺りからごつごつした岩場が現れ、渓流がその間を勢いよく流れている。
今回は初めて訪れたこともあり、それなりのハイキングスタイルで臨んだ。長袖長ズボンはもちろん、登山靴を装備した。衣類は害虫から身を守るだけでなく、足を滑らせて転倒した際にも怪我を最小限に抑えることが出来る。しかしながら、帽子を忘れてしまった．．．。木の枝やクモの巣などがあったりするので、顔を保護するためにもあった方がよい。
遊歩道が設けられているので初心者向けの渓流散策ではあるが、渓流近くの濡れた岩場はは滑りやすく、油断をすれば足を滑らせて転倒する可能性もあるので要注意である。
渓流は部分的に入ることもできるが、あまり無理をしない方がよい。
昼間ではあるが、奥に進むにつれ日光がさえぎられてあたりが暗くなっていく。一人で散策していると心細くなったりする。
遊歩道の終点のスポット「風涼峡」。確かに渓谷の奥の方から涼しげな風が吹き続いて、まさに「風の谷」と言う感じであった。
渓流の音を聴くだけでも涼しさを感じることが出来た。近場で大自然を満喫したい方にはおすすめの場所である。
